『源泉徴収票』の見方

ファイナンシャル
スポンサーリンク

源泉徴収には額面年収、手取り年収、家族構成、勤務先などの情報がほぼ記載されていますが、皆さんは会社から年一回渡される「源泉徴収票」に目を通し理解されているでしょうか?
源泉徴収票には多くの情報が記載されていますが、内容を理解している人は少ないのではと思います。

「源泉徴収票」とは、会社が給料から天引き(源泉徴収)した1年分(1~12月)の所得税の額を記載した書類です。
●源泉徴収票の見方のポイント
①「支払金額」(額面年収)…交通費を除く各種手当込み、税金や社会保険料を差し引く前の年収
②「源泉徴収税額」…天引きされた所得税。年末調整により確定した所得税
③「社会保険料等の金額」…厚生年金や健康保険等の保険料の本人負担分

●手取り年収は、「源泉徴収票」に記載されていないので別途自分で計算する必要があります。
※手取り年収=額面年収-所得税-社会保険料-住民税(源泉徴収票からわかるのは、額面年収、所得税、社会保険料の3つ)

・住民税の記載は源泉徴収票に記載されていないので住民税を知るには、毎月の給与明細にある1カ月分の住民税の金額を12倍して算出するか、5月に配布される「住民税決定通知書」を参照するかになります。
・1年分の住民税額は「住民税決定通知書」の「特別徴収税額」です。
・住民税の「特別徴収」とは「会社が給与から住民税を天引き」で支払うこと。
・住民税の「普通徴収」とは、本人が納付書払いや、口座引き落としで支払うこと。

多くの人が「手取り年収」と思っている④「給与所得控除後の金額」ですが、給与収入は源泉徴収票では「支払金額」で、収入に対して、初めに税金がかかるわけではなく、まず給与収入に対して一定の「給与所得控除」が引かれます。

源泉徴収票の④「給与所得控除後の金額」の右となりにある⑤「所得控除の額の合計額」が、皆さんの「所得控除」の合計額です。
⑤「所得控除の額の合計額」が多いほど、課税所得は低くなり、税金が安くなります。

※みなさんも『税金が高い』と思っていると思いますが、よほどの高収入でない限り、税金よりも『社会保険料の負担のほうが大きのです』

ファイナンシャル
「ファイナンシャル」の記事一覧です。

すこしでもお役にたてれば嬉しいです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました