中国輸入は決して難しくありませんが何でも輸入しても良いわけではなく
法律で輸入や販売を禁止している商品もあります。
意図的ではなくても知らなかったでは済まされないこともあるので
輸入前に避けておいた方がいいものを知っておくと良いでしょう。
大きく分けて3つのタイプがあります。
輸入禁止物
輸入禁止されている物
・武器類、爆破物、危険物
・薬物類
・児童ポルノ
・偽物(コピー品)のブランド品、キャラクターグッズ、通貨、など
これらの中でも特に偽物やコピー品には注意する必要があります。
中国サイトにあるブランド品の多くが偽物と考える方が良く
仮にこうした商品を仕入れようとしても税関で没収されてしまうでしょう。
また、違法でないと称して販売されているハーブやアロマオイル、入浴剤
にも注意が必要です。
これらの中には「麻薬」などの薬物類にあたり輸入が禁止されている物もあるので
注意する必要があります。
輸入禁止物を万が一輸入してしまうと犯罪になりますので、詳しく知りたい方は財務局の
ページを確認してください。
◎輸入禁止・規制品目:税関 Japan Customs
http:www/customs.go.jp/mizugiwa/kinshi.htm
輸入可能だが日本の法律が関わるもの
税関で止められない製品でも日本の法律が関わる商品については知らず知らずのうちに
輸入してしまうと問題になる場合があります。
電気製品(電気用品安全法)
ここでいうのはブレーカーやコンセントがついている商品の事です。
製造、輸入した人が法の履行義務を果たした上でPSE(電気用品安全法)マークを
表示する必要があります。
乾電池のみで動作するものは電気用品安全法の対象外となります。
電波を出す機器(電波法)
『Wi-Fi 』『 bluetooth』スマートホンなどの無線機器は国内では技適(技術適合)の
手続きに通っているものしか電波を出すことが許されていません。
技適マークのない物を国内で使うのは違法となります。
海外で使用する場合のみ適応外となります。
電波を出すものを仕入れる時は技適マークがついているかどうか確認しましょう。
食品類(食品衛生法)
調理用器具や食器にも食品衛生法が関わります。
幼児向けグッズも子供がおもちゃを口に入れてしまうという理由で食品衛生法の適応
を受けます。
医薬品、化粧品(薬事法)
医薬品、化粧品を輸入するには薬事法のライセンスが必要。
配合成分のチェックなど科学的なデーターなどに基づき、確認された商品だけが国内で流通
できるよう規制されています。
芸能人、キャラクターグッズ(知的財産権)
知的財産権を侵害するものは輸入禁止です。
アニメのコスプレグッズが中国サイトでは販売されていますが、多くが許可をとっていない
可能性が高いのでおすすめできません。
輸入する時に気をつける必要があるもの
法律では禁止、規制されていないものの、輸入するには注意が必要なものがあります。
CD DVD などのメディア商品
違法にコピーして販売されていたりするものがあるので気をつける。
壊れやすい物
輸入の途中で振動や衝撃などが加わるので、代行業者の検品で送った際に割れていなくても到着時に割れていることもあります。
電気関係、LED関係
比較的不良品率が高いのでまずは少量で頼んで様子をみて仕入れましょう。
安く販売されている物
他のショップに比べ、同じものが明らかに値段が安い場合は注意が必要です。
『素材がかなり安っぽい』『裁縫が甘い』『汚れている』など品質が悪い可能性が高いからです。
発送法によっては送ることが出来ないもの
リチウムイオン電池が含まれる商品を国際郵便で送る場合、満たしておかなければ
いけない条件があります。
詳しくは以下のサイトをご確認下さい。
https://www.post.japanpost.jp/int/index.html
また航空危険物は航空便以外の発送に限られます。
そのため配達が遅くなってしまいます。
以上、注意が必要なものについて説明しましたが、法律が改正されたり、新しい
法律が出来たりする可能性もあるので輸入の際は税関のサイトへ問合せし、
確認したうえで自己責任で輸入してください。
このほかにも法律が絡む商品があると思いますので気をつけてください。
すこしでもお役にたてれば嬉しいです!
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