退院する際、お世話になった医師や看護師に、お礼をしたいと考える方は大勢いらっしゃることでしょう。どんなものを渡せば良いのか?渡すべきなのか?
退院するときには、基本的に病院へのお礼は必要ありません。入院費、治療や手術にかかった費用はきちんと請求されて、支払いが済んでいるからです。
そのことは分かっていても、やはり病気やケガを治してもらい、入院中には優しく看護していただいた医師や看護師には何かしら感謝の気持ちを渡したいと考えますよね。
これは日本の慣習なのかもしれません。
では実際にお礼の品を渡すのであれば、どのようなことに注意すすべきか、ご説明します。
何を選ぶと良いのか?
・高額でなく2,000~5,000円くらいの品
・菓子折
・コーヒー
・お礼として渡す品は、消耗品を選ぶのがマナーです。
※金銭や商品券はNG トラブルの元です。
お菓子やコーヒーが良い訳
・食べてしまうと後に残らない
・個包装されているものを選んでおけばいつでも食べられます。
・退院当日休みのスタッフにも食べたてもらえる。
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受取らない病院について
・国立・公立病院ではまず受け取ってもらえません。
(トラブル防止のため、厳しいルールがある為)
・個人・私立の総合病院やクリニックなどであれば受け取ってもらえることもあります。
ほとんどの病院が『入院のしおり』に、「お礼は遠慮します」との内容を記しています。ナースステーションに記されている場合もありますので、確認しておくと良いですね。
のしの選び方と渡すタイミング
のしの選び方
・紅白の水引で結び切りを選ぶのが一般的です。
お祝いにあたるため、『御礼』の文字を内のしにします。
・入院を経て退院の後には、これきりでという意味をこめ、結び切りとします。
お礼を渡すタイミングと注意点
タイミング~退院の前後が好ましい
注意点~ほかの患者さんの前や、人通りのあるナースステーション前で渡すのは避け、なるべく人目につかないように渡すようにする。
渡す相手は師長さんなど、スタッフをまとめる立場の方を選んで、渡すようにする。
まとめ
基本的には入院費を支払って治療を受けている為お礼はいらないのですが、お世話になった感謝の気持ちを伝えたいと思ってしまいます。
しかしながら最近は古い日本のしきたりや当たり前に行っていた慣習が消えつつあると感じます。
例えば、お歳暮やお中元、年賀状のやりとりなど時代とともに消えつつあります。
退院時のお礼も受け取りませんという病院が増えていますよね。
今日このブログを書く事にしたのは、明日母がお世話になっていた施設を退所したので荷物を引き取りにいき、お礼の挨拶をする予定があるからなのです。
お礼に何が良いのかと話し合いスティックタイプのコーヒーが良いねという事になりました。
認知症になっていなければ、母はきっとお世話になった人たちにお礼をしていると思います。
感謝の気持ちを忘れない”義理堅い人”と周りの人から言われていた母なのです。
今は自分でお礼が言えない母に代わり、私達がお礼の気持ちを伝えてこようと思っている所です。
退院時のお礼についてどうしようと考えてる人の少しでもお役に立てれば幸いです。
よろしかったら、他にもトピックスのサイトで、私の気になったことなどを書いていますので、訪問頂けますと嬉しいです!
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