最近うちの庭を通り道にしているキタキツネが現れました。
近くにある河川の堤防付近に住んでいると思われますが食べる物が少ない時期なので家庭から出るゴミを狙っているのかもしれません。
町内会で頑丈なゴミ置き場を設置しており、戸建てが多いので皆マナーを守って当日の朝にゴミ出しを行っているのでそう簡単にはゴミをあさる事も出来ないはずなんですが。
キタキツネは可愛いいのですが、怖いのはエキノコックスです。
すべてのキツネが持っている訳ではないと思いますが、庭で野菜を育てたりしているので万が一を考えると怖いです。
今日はキタキツネを寄せ付けない為の対策ついて調べたいと思います。
北海道の都市ギツネ問題
北海道に住むキタキツネは知能や環境適応力が高く、1980年代以降ヨーロッパや日本で市街地への出没、定着がよく見られるようになってきたそうです。
都市緑化で都市内に質の高い自然環境が増え、都市生活の質が改善してきたことや追い払いを行う人の減少、生ごみの存在などにより、居心地良いと考える個体群が増加してきたことによるものです。
札幌では1990年代以降にキタキツネの都市部定着が増え、ススキノや札幌駅周辺にも出没する事があります。
そこで問題なのは、キツネにはエキノコックス症の原因となる寄生虫を保有していることです。
大事なのはキツネを寄せ付けない環境づくりです。
キツネを寄せ付けない為の対策
①生ゴミやコンポストなどが荒らされていないかを確認し、キツネが寄り付いている原因を見つけて除去する。
②木酢液などキツネが嫌がるものを撒く、キツネに水をかける。大きな音を立てて追い払うなどキツネを寄せ付けない対策の実施。
③巣の周りで大きな音を立てる、出入り口付近に木酢液を撒くなど、キツネが嫌がる環境を作る。
④ 地面に穴を掘った巣穴の場合、出入口を確認して巣穴を埋め、出入口付近に木酢液を撒く。
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エキノコックスについて
エキノコックス症は、エキノコックスという名前の寄生虫が主に肝臓に寄生しておこる病気です。
寄生虫は、主にキツネと野ネズミに寄生していますが、自然界では野ネズミをキツネが捕食する為、根絶は困難です。
犬への感染
犬もキツネと同様に感染した野ネズミを食べることで寄生の可能性があります。
人への感染
人間には、エキノコックスの卵が口から入ることにより感染する場合があります。
エキノコックスが寄生したキツネや糞に直接触ったり、糞に汚染された山菜や沢水を口にしたりすると感染の危険があります。
予防方法
①キツネが出没する地域の家庭菜園の野菜などを口にするときは、良く洗うか十分熱を加えてから食べましょう。
②沢水や川などの生水は飲まないようにする
③犬が野ネズミを捕まえて食べないよう放し飼いはやめましょう。
④キツネが多い地域で飼い犬の感染に不安がある場合は、定期的に動物病院で駆虫薬を投与してもらいましょう。
まとめ
人からエサをもらったり、生ごみの味を覚えたりしたキツネは、何度も市街地に姿を見せるようなってしまうため、キツネを寄せ付けない事が重要になります。
キツネは野生の動物ですので可愛いからと言って安易にエサを与えてはいけません。
結局は人間のエゴで野生動物にも影響が及んでいるという事になります。
山に帰って欲しいですが、完全には難しいのかもしれませんね。
今の所、うちは通り道になっているだけのようですので、早速木酢液をまこうと思います。
幸い、庭一面雪なのでどこを歩いたのか一目瞭然です。
少しでも参考にして頂ければ幸いです。
よろしかったら、他にもトピックスのサイトで、私の気になったことなどを書いていますので、訪問頂けますと嬉しいです!
<関連サイト>
北海道のホームページ(エキノコックス症の知識と予防)
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