今年も吹雪による多重衝突事故のニュースを目にする機会が増えてきましたね。
北海道に住んでいると冬時期には必ずホワイトアウトに遭遇します。
出勤時のラッシュに加えホワイトアウトで車は大渋滞、さらにあちこちで路肩に車が突っ込んでいて一車線がつぶれているなんてこともあります。
夏場に比べると少なくても30分早く家を出ていてもぎりぎりに到着なんてこともしばしばです。
皆が早めの行動をしているため、道路も余計込み合うのでしょう。
今日はホワイトアウト時の対処法など紹介していきます。
ホワイトアウトとは
ホワイトアウト ( 英語: whiteout )は、 気象学 分野においては、【 雪 や 雲 などによって視界が白一色となり、方向・高度・地形の起伏が識別不能となる現象】「白い闇」と呼ぶこともある
ホワイトアウトが発生しやすい状況について
ホワイトアウトは、雪粒が結合しにくく水分が完全に凍って雪が移動しやすい-2℃未満の低温下で、強風時に起こりやすい特徴がありますが、風が弱く気温が高くても雪片が大きな雪がたくさん降ると、雪に視界が遮られてホワイトアウトが起こる場合もあります。そのため、気温が高くて風が弱くても油断は禁物です。
私の経験では建物の少ない場所や畑が広がる所で多く地吹雪の状態が起こりやすいと感じます。
地吹雪が起こると道の端が分からなくなり、数センチ先も見えなくなるので前の車のテールランプが見えづらくなり吹き溜まりができて、車が動かせなくなる事もあります。
更に歩行者が車道を歩いている事もあります。
地吹雪に注意
雪が降っていなくても積雪がある場合地吹雪により視界不良となる場合があります。
大雪や吹雪が予想されている時はホワイトアウトに対して構えることもできますが積雪が強い風で巻き上げられる“地吹雪”によって起こるホワイトアウトは晴天でも発生します。
地吹雪が起こる可能性のある場所は、気象庁のデータを活用することである程度の予想できます。
お出かけ前の確認事項
①車の走行予定ルートに積雪している場所があるか確認
②大まかな風の強さをアメダスでチェックしましょう。
積雪があり、風が強く吹いている場所は地吹雪が発生する可能性があるので、ホワイトアウトに対する注意も必要になります。
風雪注意報や暴風雪警報などの注意報や警報が発令されているときは特に気をつけてください。
ホワイトアウトに見舞われたときの対処方法
①ホワイトアウトに遭遇しても慌てず、視界を確認しながら少しずつ車を進めす。
②ハザードランプやヘッドライトをつけて周囲に車の存在を知らせながら減速します。
③猛吹雪や地吹雪に波がありますので酷い時は無理せず、後方の安全が確認を行い、車を道路の端に寄せて吹雪や大雪が落ち着くのを待ちます。
④吹雪や大雪の中で停車すると、雪は数分以内に車を覆います。ホワイトアウトをやり過ごしている間に車から脱出できなくなる危険性もあるため、風下側の窓が開くかどうかを常に確認しましょう。(エンジンを切った場合は窓は開きませんので注意)
⑤車内に排気ガスが充満する可能性がある為、マフラーの雪は払う又は、エンジンを切った方が良い場合もあります。
⑥後続車に追突される可能性もあるので身構えておく。
まとめ
大雪や吹雪が予想されている場合や、晴れていたとしても積雪があって風が強い日はホワイトアウトがおこる可能性がある事を周知しておくことが大切です。
万が一に備え車にスコップや毛布、食料、水、カイロ、簡易トイレなどを備えておくと良いでしょう。
ホワイトアウト時は、視界が奪われて道路の端も分からなくなり前の車も見えづらく更に吹き溜まりが出来て、積雪の深い部分にタイヤがとられて動けなくなる場合もあります。
一番良いのは猛吹雪や地吹雪の可能性があり、少しでも不安を感じる場合には外出しない事でしょう。後回しにできる用事であれば、運転を控える判断も大事ですね。
これから冬本番なので気を付けたいものです。
今日はホワイトアウトについて書かせて頂きました。少しでも参考になれば幸いです。
コメント