『白菜の黒い点』ってなに? 耳よりな野菜の話

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寒い冬、食卓の主役は鍋料理。
そんなご家庭も多いのではないでしょうか?!

我が家も鍋料理は定番で、寒い時期活躍する野菜の一つに、『白菜』があります。
『白菜』の『白い部分に黒い点』がついている事がありますが、
私はその点状の物について、何かの病気にかかってしまった物ではないか?
そう考えていましたので買う時には当然、白い部分に点がないものを選んでいました。

しかし今日その点の正体がなんであるか判明したのです。
その正体とは『ポリフェノール』!!

栄養分をたっぷり蓄えた細胞が、大きくなり破裂し成分が細胞外に出る
細胞外に出た『ポリフェノール』が空気に触れ酸化して黒くなる。
つまり 『ポリフェノール』『白菜』の白い部分にできた”黒い点の正体という事で栄養分がたっぷりという”事です。

今までわざわざ栄養価の高い白菜を選ばないようにしていたんだと思うと
損した気分に成ります。

外食したお店で『白菜』の入った料理を注文すると、『黒い点のある白菜』が入っていることがあり店で出す商品に入れているんだから食べられるってことだよね?
お店で出すんだから・・・と思ったりしていました。

何しろ私は黒い点を白菜の病気を疑っていたんですから・・・
ある種の恐怖を感じていました。
世間の人達も、虫食いとか汚れじゃないかと思っていたのではないでしょうか?

正しい知識を持っている人が、どれだけ存在しているんだろう?
当然生産者の方は知っているでしょう。
栄養関係の専門家の方達も知っているでしょうね。

何十年も主婦をやっている私は今日知りました。
その時はこれ何?って思ってもそれを深く掘り下げて考えたり調べたりしないですよね?
だからたまたま今日知った訳で、ラッキー!
もしかすると知らないまま一生過ごしていたかもしれません。

他にも甘い『サツマイモ』の見分け方も知りました。
理屈を聞くとなるほどを納得できました。

『サツマイモ』を選ぶ時に
漫画とかに描れるような如何にもサツマイモという様な
真ん中が太くなっている物が美味しそうに感じませんか?
先入観というかイメージというか・・・

しかし甘いのは細長い物なんだというんです。
理由はこうです。

そもそも形の違いは育った環境によるそうで、『細い物は土の上の方』『太い物は深い所』で育ち、上の方は土が柔らかく縦に成長できる。
深い所は土が固いため縦長には成長出来ないのだとか。
これが形の違い。

では甘さはどうでしょう?

浅い場所で育ったサツマイモ つまり細長い形のものは地表に近い為に常に土が乾燥している
このためにサツマイモは自分を守るためにデンプンを蓄える。
これにより、甘く育つんだそうです。

なるほど!!

我が家では家庭菜園を作っているので、トマトを育てる時に、極限まで水を与えない方が甘くなると 聞いた事があり、実践すると本当に甘くフルーツトマトのように、甘いトマトが出来たという経験があり、この話を聞いて納得しました。

どうせ買うなら栄養価の高い物を買いたいですよね?
このブロブを読んでくれた人はちょっとだけ、お得な買い物ができると思います。
是非参考になさって下さいね。

世の中には長く生きていても知らない事ってまだまだあるんですね~
新しい事ばかりに目を向けがちですが、誰もが疑問に思いながら見過ごされてしまう話。
こんな話がたくさんあるんですよね。

古代ギリシャの哲学者 ソクラテスの言葉で『無知の知』という言葉があります。
中学で習ったと思いますが、
『無知の知とは知らないことを自覚 』 するという、哲学の出発点に向かう姿勢を表した言葉です。

人は自分が無知であることに気づいた時に、安易に自己満足でごまかさず、
自分と向き合い、真の知に近いづこうとする欲求が始まる。
それがいかに生きるべきかという事につながる。
つまり、よりよく生きるための指針。

私は恩師に、自分が知らない という事に気づき、知ろうと努力することが大事で
知らない事は恥ずかしいことではなく、自分が知らないという事実に気づく事こそが大事
なんだと教えられました。
この言葉が数十年たった今も心に鮮明に刻まれていて
この野菜の話をブログにアップしながら思い出した訳です。

野菜の話で哲学の話に触れるとは思ってもみませんでしたが・・・

好奇心を持ち興味深い話があれば探求し、ブログでご紹介していきますのでまたお付き合い
頂ければと思います。

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